”やりがい”は働いてからでも見つけられる、年齢は関係ありません
ー 普段はどんな仕事をしていますか
「地道な作業」で地域のインフラを支える役を全うしています
朝礼を終えた後、作業に入ります。現在は、急傾斜地が崩壊しないようコンクリート擁壁(ようへき)で補強する工事に携わっています。具体的には、急傾斜で杭打ちをして、木の根や余分な土を取り払い、岩盤を露出させ、丁張りを掛け、のり面を所定の勾配に徐々に整形していくという地道な作業をしています。
そのほか、道路を造るために掘削したり、路盤砕石を敷均し転圧したり、入社したての2020年4月から11月までは状況に応じて県道の路面や側溝清掃などをしていました。
印象に残っているのは、県道の維持管理や清掃業務です。入社した年の夏に市街地の側溝清掃をしました。アスファルトの照り返しもあって、暑くて仕方がなかった。今思えばあれは本当にキツイ作業でしたね(笑)そのおかげで、これまで自分が気にすることのなかった道路を注意深く見るきっかけになりましたね。
嬉しかったことがあります。側溝清掃は主に市街地での作業でした。退勤後、親しい先輩が営んでいる市街地のお好み焼き屋さんでキンキンに冷えたビールを飲んでいました。そのとき、店主が周囲のお客さんに「こいつが街中の道路をきれいにしているんだよ」といってくれて。恥ずかしくもあり、ちょっぴり誇らしい気持ちになった瞬間でした。
嬉しかったことがあります。側溝清掃は主に市街地での作業でした。退勤後、親しい先輩が営んでいる市街地のお好み焼き屋さんでキンキンに冷えたビールを飲んでいました。そのとき、店主が周囲のお客さんに「こいつが街中の道路をきれいにしているんだよ」といってくれて。恥ずかしくもあり、ちょっぴり誇らしい気持ちになった瞬間でした。
ー 青紀土木を選んだ理由、決めたきっかけは?
もう一度、達成感を味わえる外での仕事がしたかったんです。
入社を検討していた時は32歳でした。この業界は無理かと不安がつのるばかりでした。ところが、案外入ってみたら目標をすぐに見つけられて。自分でも驚いています。年齢、経験、余計な考えをいっさい捨てていざ転職してみたらやりがいもあり、楽しく笑い合える環境でした。
それに、前向きになれるんです、体を動かすと。汗をかいて働いたあとの「キツかったけど、頑張ったな」という達成感をもう一度味わってみたいなと思いました。実は十代のとき土方をしていた経験があるため、建設業へのマイナスイメージを拭いきれず躊躇していたんです。先に働いていた、地元の後輩が後押ししてくれました。
ー 入社して1年、どんなことを思いますか
ー 入社して1年、どんなことを思いますか
携わった道路がずっと使われる、少しは人の役に立てたかなと思えました。
前回かかわったのは、自分が住んでいる釜石市内・平田地区の道路でした。復興に向けて道路をつくり、そこを地域の人たちが通るわけじゃないですか。少しは人の役に立てたかな、地元に貢献できたかな、とやりがいを感じました。この道路がずっと使われるんだなと思うとそこに携われてよかったなと思います。
ー 今後の目標は?
猛烈にカチンときて「よし、やってやるよ」と。もっと仕事を覚えようと燃えました。
ある時先輩から「こんな簡単な計算もできないヤツは現場にいらねえ」といわれて猛烈にカチンときました。「よし、やってやるよ」となりましたね。もっと仕事を覚えよう、と逆に燃えました。
「いらねぇ」とキツくいってくれた先輩が今の目標です。どの作業も手際がよくて、見ていて無駄がない。歓迎会をひらいてくれる優しい一面もある。みんなが頼りにするかっこいい現場のリーダーです。現場が同じだったことは少ないんですが、今でも同じ現場になって経験積みたいと思っています。
ー 圧倒的なリーダーである先輩から刺激を受けたんですね。
”今日は現場に津江がいるから安心だな”と信頼されるよう、現場作業を極めます。
将来的に「この現場は津江がいるから安心だな」と信頼される存在になりたいです。技術や経験も必要でしょうから、何年かかるかはわからないんですけど。少しずつ努力して、職長(現場における作業のリーダー)になって、新しい人が入ってきても大丈夫な環境をつくりたいですね。
はじめは重機オペレーターで一番になってみたいなと思っていたんですが、敏さんは重機で地面をまっ平らにできて、私は手作業で平らにすることすらまだまだなんですよ。
重機を覚える前に、作業員としてトップを目指すことにしました。色々な作業を知らず重機に乗ってばかりだったら今頃、身勝手なことをしていたでしょうね。
はじめは重機オペレーターで一番になってみたいなと思っていたんですが、敏さんは重機で地面をまっ平らにできて、私は手作業で平らにすることすらまだまだなんですよ。
重機を覚える前に、作業員としてトップを目指すことにしました。色々な作業を知らず重機に乗ってばかりだったら今頃、身勝手なことをしていたでしょうね。
応募検討者へのメッセージ
働いてみて、それからやりがいを作ることもできるよ、年齢は関係ない、と伝えたいですね。
具体的にどんな風に働きたいかのイメージを持つのは素晴らしいことですが、あまり考え過ぎずにやりたいと思ったなら飛び込んでみてください。私の場合、青紀土木に入ってから、建設業の印象がガラリと変わりました。ある程度の厳しさがあって、学ぶべきところはしっかり指導してもらえます。
力仕事だし、汚れる仕事というイメージがあるかもしれません。しかし、この仕事でしか感じられないやりがいや楽しさがあります。尊敬できる人たちと、ときに笑いながら、真剣に、人の役に立つ仕事に取り組めると思います。
力仕事だし、汚れる仕事というイメージがあるかもしれません。しかし、この仕事でしか感じられないやりがいや楽しさがあります。尊敬できる人たちと、ときに笑いながら、真剣に、人の役に立つ仕事に取り組めると思います。